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新年のご挨拶

新 年 の ご 挨 拶

一般社団法人日本ソース工業会
会 長  石 垣 幸 俊

新年あけましておめでとうございます。
皆様方の益々のご隆盛、ご繁栄を心よりお喜び申し上げます。

さて食品業界においては、2015年4月の食品表示基準の施行から5年が経過し、この4月1日より、原材料名、アレルゲン、製造所固有記号の表示方法の変更、栄養成分表示の義務化など、新基準による表示が必要となります。
また、2017年の9月に新たな加工食品の原料原産地表示制度がスタートし、全ての加工食品において原料原産地の表示が義務付けされることとなりましたが、猶予期間もあと1年少々ということで、各社とも着々と準備を進めている状況です。
さらには、2018年6月の食品衛生法等の一部を改正する法律の公布に伴い、HACCP(ハサップ)に沿った衛生管理の制度化や営業許可制度の見直し、営業届出制度の創設などが段階的に整備され、2021年までに施行されることになります。

私ども工業会は、会員企業が食品表示の新基準へスムーズに移行できるよう、各種情報提供、説明会の実施や個別対応など必要な対応を継続しているところです。

特に、HACCPに沿った衛生管理の制度化については、昨年8月に「ウスターソース類のHACCPの考え方を取り入れた衛生管理のための手引書(小規模な製造事業者向け)」を作成、会員各社へ配布の上、東京・大阪などで説明会を実施し、理解度を深めていただきました。

ウスターソース類の市場規模は、食の多様化に伴い調味料も多様化を迎え、また他業種の用途別調味料の参入も顕著となり、横ばいから微減傾向にありますが、そのような状況の中、市場の活性化を目指し、減塩、糖類・カロリー控えめなど健康志向を反映した製品や原料・製法にこだわったプレミア感の高い製品の展開、専用ソースによるメニュー提案など、会員各社とも様々な取り組みを行っているところです。

ウスターソース類は、まだまだ魅力的で日本の消費者に愛される調味料だと確信しております。ついては、日本ソース工業会は、ソースの需要拡大、そしてソース業界全体の発展に向けて、メーカー間の連携も視野に入れながら、2020年度も「第15回食育推進全国大会inあいち」への出展をはじめとする消費対策事業を核とし、若い世代を中心としたたくさんの方々に、もっとウスターソース類の特徴、魅力、素晴らしさを伝える活動を行って参ります。

皆様方のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

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